皆さんは足の指を意識することって1日の中でどれくらいありますか?
ゼロの方も多いのではないでしょうか?
かかとを浮かせて立つことを爪先立ちと呼びますが、
実はこのとき足の指はあまり使っていません。爪先立ちで足の指、床から浮けませんか?
そうなんです。かかとを浮かせた状態は親指の付け根の母趾球(ぼしきゅう)と言われる『骨』に乗っかっているだけです。
指は全然使わず、骨で歩いている状態が続くと、指が反り返り骨がでた『外反母趾』の状態に陥る可能性が高まってしまいます。
どこかに掴まってもいいので足の指から甲、足首までピンっと伸ばしてみて下さい。指先の皮膚を遠くへ伸ばす感覚です。
これだけでツってしまう方もいます。指の伸ばし方がわからない方もいます。できなさに愕然とする方もいます。
バレリーナのバーレッスンを思い浮かべながら、足の指先を床へ引っ掛けるように勢いよく振り下ろしましょう。
この際指先を当てるので母子球はつけません。これを10回行ってから肩幅に立ってみて下さい。
やってない方に比べて指先への意識が格段に増していませんか?
左右10回行ったのちに、掴まっていいので床につま先を引っ掛けてつま先立ちしてみます。
このときの目標は、
母趾球を床から浮かすことです。これを3回。指に力がつけばどなたでもできるようになります。
その後歩くと、
スムーズに前へ進めるようになります。
トレーニングで結果が出やすくなります。
ヒールが履きやすくなります。
足首がくびれます。
足首がくびれにくい方ほど足の指を鍛えた方がいいです。
それは足首の筋肉はふくらはぎを使いますが、指の筋肉は足首の側面の形を作るからです。
そのほか、
猫背が改善したり、顔が引き上がったりもするのですが、
これらはまた次の機会に。
『足の指を使い倒せば、理想的な足首に近づく』
『足首から指先にかけては、足のデコルテだ』(マノロブラニク氏より)
Personal Face Trainer
木村祐介 -KIMRA-