『背中と背骨』もしくは『背中の筋肉と背骨の筋肉』両方とも同じようでだいぶ違います。
みなさんの印象はどうですか??
僕の文字から感じる感覚は、
背中は『背面の表面のあたり』を指して、背骨は『脊椎(骨)の背中側』を指すイメージがあります。
そしてみなさんが大体気にされるのは『背中』の筋肉です。
『背中の筋肉』とは背中のメリハリを作ったりする筋肉。いわゆるアウターマッスル。
『背骨の筋肉』とは背骨の曲線美を作ったり背骨を支えたりする筋肉。いわゆるインナーマッスル。
この背骨の筋肉を使う。意識的に使わないとなかなか育ちません。
背骨の筋肉を使う習慣がない人は、いい胸を開いていい姿勢をとろう!とすると、
首が痛くなったり、腰が痛くなったり、奥歯かみしめたり、腕が短かったりして、良いことありません。
もはや良い姿勢ではないですよね。。。
『背骨の筋肉』を使えないで、『背中の筋肉』を鍛えようとすることは、
猫背のまま厚い背中を作ること。肩こりのまま厚い背中を作ること。です。せっかくカッコよくなりたいのにこれでは本末転倒ですよね。。
こういう『背中の筋肉』のトレーニングは背骨の筋肉を意識的に使えるようにならないとそのまま丸くなります。首も短くなります。
TVで出てくるような綺麗な背中のトレーナーさん達は皆さんこの背骨の筋肉をしなるように。チーターのようにしならせるから動作が綺麗に見えるのです。
じゃあどうしたら良いの?ハードなことできないよ。という方。
そんな方にオススメなコツ。たくさんありますが、
足の指のつき方にこだわりましょう。足の指については前回のブログに書きました。下記参考ください。
足の指を意識的に訓練すると足首は『くびれ』、歩き方も格段に良くなる。 Vol.60
足の指を伸ばして床に引っ掛けると足裏の筋膜に摩擦が起きて、『身体中の筋膜』に『スイッチ』が入ります。
その中でも、背骨の筋肉にスイッチを入れるには、
『つま先を前から後ろに向かって床に引っ掛ける』です。
足裏の爪からスタートした筋膜はスネや太ももの背面を登り、『背骨の筋肉』を登って頭を越えておでこの眉毛のあたりに止まります。
この筋膜のルートにスイッチを入れる事で、『背骨の筋肉』に意識的に力を入れやすくなるんです。
図で言うとこんな感じです。この赤いのが筋肉を包む筋膜のルートです。要はこの赤いのが同じ洋服を着ていると思ってください。
洋服はどっかを引っ張れば繊維は全部伸びます。そんな感じです。
(参考図・アナトミートレインより)
では、
実際に背骨の筋肉を鍛えるにあたり、足の指を前から後ろへと床に引っ掛ける時と逆から引っ掛ける時との違いを動画で収めたのでご覧ください。
https://www.instagram.com/p/BegrYNxg5c1/?taken-by=kimura__yusuke
前から後ろへ引っ掛けた時は姿勢は縦に伸びながらも背骨に力が入って後ろに反れています。
でも、後ろから前に引っ掛けた時は膝で重心を取るように支えながら背骨を後ろに反っているのがわかります。
これだと十分に『背骨の筋肉』に力が入らず反っているので、腰や首が痛くなったりして良い姿勢を作るつもりが怪我を誘発する可能性が高いです。
背骨の筋肉を意識的に使えるようにする事で、
・背中全体のくびれ。
・奥歯の噛み締めの解消。
・デコルテから首にかけてが広く長くなりとても綺麗な印象に。
・勝手に肩甲骨が寄って、鎖骨から指先までが非常に長く美しく見せることができる。
・胸の縮こまりが解消できてバストが上を向く。
・肺に酸素が入るようになり目も大きく開けるようになる。
・背骨に太い血管が通るので、一気に血流が良くなる。(血管にトラブルがある方は要注意)
『美しくなりたければ背骨を扱いこなせ』
『足裏の引っ掛けで背骨は格段に美しさを増す』
REMINd
Personal Face Trainer
木村祐介-KIMRA-