『腕を伸ばしてください!』
こう伝えると肘をピン!と張ろうとする人がとても多いことに驚きます。
これは、『肘を伸ばす』といい、正しくは『肘関節の伸展』といいます。
では、
皆さんその場で腕を出して肘を伸ばしてみましょう。何だか、『肩が上がって』、『腕が短く』なっていませんか?
そうなんです。『肘を伸ばす』だけを行うと肘の出っ張り側はロッキングを起こすくらい二の腕の筋肉に力が入るので、
伸ばすではなく、力を入れて収縮(短く)させています。結果腕は短くなるし、反跳肘(反り返った肘)のような不恰好にもなります。
こういう人がものを下から投げようとすると先に肘がロッキングしているので棒のように投げると思います。
では、『腕を伸ばす』とは何なのか…。
『身体から腕全体が離れる動きです』
肘を曲げて、指先で肩先を触れてください。そのまま指が離れずに二の腕を遠くへ伸ばしてみてください。
どうでしょうか?肘をピンと伸ばさなくても遠くへ腕を伸ばせたのではないでしょうか?気持ちいいですよね。
この時、二の腕と一緒に、肩甲骨も身体から離れる動きをしているので、
そのぶん腕が長くなります。
肩に指先触れたままでイメージが沸いたら、今度は腕を前に伸ばして遠ざけてみましょう。
どうですかね?肘ピンより気持ちよく遠くへ伸ばせたでしょうか?首長くなりましたか?
Instagramのこの動画をご参考くださいね。
https://www.instagram.com/p/BquNtBJn0C1/?utm_source=ig_web_copy_link
(引用はこちらから)
『思い込みで何となく動かすとあまり期待する美は得られない』
木村祐介