数年前に小顔矯正ブーム。ありましたね。
当時、僕もそのブームの真っ只中にいました。
今も当時ほどではないですが業界をメディアに取り上げて頂いてますし、
お店も増え続けているように感じます。しかし、
お金を支払うお客さま側からしてみると、だいぶ目が肥えた店選びをするようになったり、飽きてたりするヒトも多いと感じます。
『あぁあれでしょ?小顔矯正ね、やったことある。』といわれることもあります。
一つのカテゴリーになったと言えば聞こえはいいですが、なんだかチープにも聞こえます。(僕だけかもしれませんが。。)
どの分野でもビジネスを成功させてきた先輩がたは、いつも冷静に本質を見極めようとしてきます。
このサービスの説明はロジックか。信頼性はあるか。進化しているか。自分の身体を預けるに値するか。
そこに応え続けない限り、未来繁栄はありえません。すぐに飽きられます。
『小顔矯正』
その名の通り、顔を小さくしたい人のためにできた整体矯正。
女性芸能人の方々を筆頭に一大ブームができました。
でも。。。
僕は心の中で、本質がずれているなぁとずっと思っていました。
『痛い?痛くない?』とか『一生戻らない?戻る?』とか『〇〇式』とか
必ず議論やキャッチコピーにあがるこれらの話、あがっている時点で『本質』からずれています。
皆さんもなんとなく違和感があるから議論になったりするのだと思います。
『頭蓋骨は生まれてから死ぬまで、呼吸の反射で頭蓋骨は動き続けている。』
これが全てなんです。
骨をいくら押し込んでも次の瞬間、息を吸えば頭蓋骨は膨らみます。
それが頭蓋骨の生態界における掟です。このルールは変えることはできません。
ですから、『戻る戻らない』という表現も間違っています。『正常に動いているか制限されているか』です。
正常に動いていれば、勝手にそのヒトの本来持つ大きさやバランスに成ります。
我々がすることは、頭蓋骨が気持ち良くニュートラルに動けるように、
・土台(身体)を作ること。
・呼吸を深くスムーズに行えるようにすること。
・頭蓋骨が呼吸に合わせてストレスなく動けるように頭蓋骨を誘導させること。
・そしてそれを気がつかせること。
これだけです。
頭蓋骨は元々生まれながらにして動き方を知っています。
成長の段階で身体の癖や筋肉バランス神経バランスの乱れによるストレスが
呼吸を浅くさせたり頭蓋骨の動きを鈍らせ、やがて歪みや膨張という形で表面化しているだけです。
頭蓋骨が本来持っている能力を呼び覚まし、気がつかせるきっかけを作ることが僕の使命だと思っています。
だからこそ、僕は前述の意味合いから『REMIND木村祐介』と名乗り、『Trainer』(Train導くerもの)と名乗ります。
小顔矯正という表現を使わずに『クラニオコンディショニング』と表現をするのは
頭蓋骨(クラニオ)の調子を整える(コンディショニング)というメッセージを込めたかったからです。
僕はここに小顔矯正をする先生方の未来があると信じています。
戻る戻らないではなく、常にニュートラルなコンディションに頭蓋骨を持っていく。
小さくなったと一喜するより、自身の頭蓋骨のコンディションを正常に整えて、顔や頭を健康にすることの方が何倍も人生において大切だと思います。
もちろんその場だけ必要な場面(撮影の前など)で押し込んで対応することも僕自身ありますが、そのあとは頭蓋骨が正常に動くように
調整するようにしています。それが責任だと僕は思うからです。
ところで欧米諸国に小顔矯正なんてないそうです。それは頭蓋骨の調整は医療の分野だからです。
きちんと専門のドクターがいます。ドクターがいるということは顔や頭蓋骨の病気や不調を取り除くということです。
オステオパシーやクラニオセイクラルなんていう表現をされます。日本にはそのドクターはいません。
僕もドクターではありません。しかしそれを嘆いても何も意味はありません。
その環境下で生みだされたのが、フェイストレーナーです。
流行ではなく、本質を見失わずにロジカルにこの分野を成長させていきたいと思います。
『足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り』
REMIND
Personal Face Trainer
-木村祐介-