• 手を開き指を伸ばせば、肩の自由度が増す。開けなければ肩が凝り顔が歪み・たれる。 Vol.9


     

     

     

    現代、携帯やスマホの普及により物を握っている時間は圧倒的に増えたと思います。

    それにより指を握る筋肉が非常に硬くなっており『指先や手のひらが開けず伸びない』ヒトがとっても多いです。

    つまりは指を曲げたり、手のひらを縮めたりする筋肉が永続的に緊張することにより

    爪の付け根から出てくる『筋膜』(筋肉を包み込む洋服のような存在)が指や手のひらを曲げる側のベクトルでクセ付くため

    指を伸ばしたり手のひらを開いたりができなくなるのです。

     

    そこで、意図的に指や手のひらの関節を伸ばし、開くことをお勧めします。

    手のひらをフラットにするくらい開き、第一関節第二関節の隅々まで反るくらい伸ばします。

    すると肩周りの筋肉の動きがすこぶる改善されます。

    これは指先から出た『筋膜』の連続が肩・首までつながっている事に影響します。

    手のひら側の筋膜は胸に影響を与え、巻き肩・猫背を引き起こします。そして顔まで達し、

    目尻のシワや口角のたるみ、アゴの歪みなどに影響を与えます。

     

    逆に手の甲側の筋膜は背中に影響を与え、姿勢を改善してくれます。

     

    armline

    (アナトミートレインより)

     

     

     

    つまり、、携帯をいつも握りしめ、指や手のひらが緊張しっぱなしで放置すると、

    肩の可動性を制限しコリを強め、目尻のシワや口角の下制、アゴの歪みを引き起こす原因となります。

    自然体でいるときに第一第二関節が明らかに屈曲しているヒトは注意してください。

     

    まずは、指と手のひらをフラットになるまで開き、指先や爪を伸ばすように引っ張り

    手の緊張を取ってみましょう。肩こりを改善させ肩の自由度に役立ちます。

    たまには目いっぱいに手を開いて外の空気を体内に取り込みましょう。

     

     

    Personal Face Trainer

    -木村祐介-