『目を大きくしようとおでこの筋肉を使うことはナンセンスである』
目を大きく開いて!というとおでこにシワを作って頑張ろうとする方は非常に多いです。
もともと目つきが悪いので僕もこの仕事を始める前はこの方法で大きく見せようと必死でした。。
でもおでこにシワが寄ってしまうのでどうしたら良いか分からない。という方も多いかと思います。
『目は口ほどにモノを言う』
という言葉があるように、目にはメッセージ性があると僕個人は思います。これは経験測ですが
自分に自信がある方は『目力』が強い方が多く、自信がない方は伏し目がちな方が多いように感じます。
目が小さくても活力が漲っている方は『目力』が強く、ピンチな状況でも『目だけは死んでいない』と表現されたりもします。
逆に目が大きくても疲労や憂鬱などで『目が死んでいる』などと表現されます。
つまりは『目の大きさ』と『目力』はあまり関係なく、どちらかというと『目力』の方が大切なように思われます。
『目力を入れるポイント』は
・『目の筋肉の収縮方向を知ること』
・『呼吸を上手にコントロールすること』
『目力』とは字のごとく『目に力が入っている状態』ですが、
これは目の周りの筋肉に力が入って後頭部の方向へ収縮した状態のことを言います。
眼球は周囲全体が筋肉に包まれているため、あちこち自在に動かすことができるのですが
眼球の後ろ側でポニーテールのように一つの腱(総腱輪)として集まります。この集まった腱は神経や血管と一緒に
こめかみの骨(蝶形骨)と貫通して後頭部側にたどり着きます。
つまり、
『目力』を入れたければ目に意識を集中させ後頭部の方へ力を込めると、目の周りが収縮することになります。
そして、
『目力』をコントロールために大切なのは『目の奥に向かって鼻から空気を吸うこと』です。
先述した通り、目の筋肉が集まった腱とそこから出た神経はこめかみの骨を通過しますが、
吸気時、この骨は後頭骨に対して前下方に倒れます。すると腱たちはこめかみの骨によってロープが引かれるが如く
後方へ引かれるため、
『眼球は奥に引きつけられます』。これが『目力』です。
相手に印象を与えたければ
・相手の目をしっかり見る。
・目を後頭部に向かって力を入れる。
・目の奥・こめかみに向かって鼻から大きく息を吸う。
・状況に応じて目力のコントロールをする。
・満面の笑みで相手を見つめる。
『目指すは歌舞伎役者のにらみ』
よく見ると後頭部が震えていますが、上記のことを具現化されたものだと思います。
市川海老蔵さんのおでこはとっても綺麗です。
『第一印象は目で決まる』
『目力を使いこなす』
Personal Face Trainer
-木村祐介-