スマホが猫背を作ると言われて久しいです。
都内の電車内を観察しているとみんなスマホです。
ですがさすが都心、綺麗でいい姿勢をキープしようと
背筋を立てて見ているのが伝わる方々も増えました。
イメージとしては首まで姿勢を上に伸ばしながら、
少し首は下向き加減。下図の左から2番目くらいでしょうか。
しかしこれでも首には負担かかっています。スマホは画面が小さいこともあり、
眼球筋を緊張させてみています。眼球を動かす神経は後ろ側にあるため、
首と後頭部の過度な緊張を引き起こし、背筋はピンとしているけど
首だけが前に出て下向き加減な状況に陥っています。
(図の引用はこちら)
そもそもスマホが普及してから一般的になった症状に『ストレートネック』があります。
先天的に骨がまっすぐな場合を除き、首が前に出て頭を支え続けた結果、
7つの骨で自然なカーブがあるはずの首がカーブを失った状態のことを言います。
この姿勢では、首の後ろ側で首や肩甲骨を支えている『僧帽筋』などが緊張している状態が断続的に起こっています。
これがいわゆる『肩こり』の原因の一つです。
この緊張状態では上を向くのが窮屈で違和感があるはずです。また肩甲骨も通常より高い位置にあるはずです。
もしかしたら仰向けで寝たり、枕で寝たりするのが辛いかもしれません。
ではどうしたらいいかというと。
1,背骨をゆっくり伸ばす。
2,ベロを上あごの後ろ側凹んでいるあたりに伸ばす。
3,あご先を床と平行にするように引き上げる。
の3つです。
ポイントは『ゆっくり鼻で吸いながら行うこと』です。
1,背骨をゆっくり伸ばす。
勢いよく伸ばすとどこかが緊張して伸びているのか力んでいるのか
わからなくなるので、ゆっくり吸いながら行います。
2,ベロを上あごの後ろ側凹んでいるあたりに伸ばす。
ベロの筋肉はのどぼとけ周辺にありますがここが抜けると前方に壁が作れないため
首とあごのが前方に行くことを許してしまいます。のどぼとけを固定するようなイメージで
鼻で吸いながらベロを伸ばし、首の自然なカーブをつくれるようにアシストします。
3,あご先を床と平行にするように引き上げる。
これはYOGAを西洋に広めたパラマハンサ・ヨガナンダ氏が映画の中で語っていたことにヒントをもらいました。
自然な深い呼吸が頭まで入り軸を取れるようになるとのことです。(表現は多少違うかもしれません)
1,2,をした後にあごを床と平行にすると上部の首が動き自然なカーブをかけるようになります。
私のオススメはこの首のポジションに合わせてスマホポジションを作り慣れていくことです。
少しスマホを見下すようなポジションになります。
実際やってみると顔や目の奥に気持ち良いストレッチのような刺激が入るのがわかるかもしれません。
チャレンジしてみてください。
『スマホもどうせやるならポジティブな時間に』
REMINd
PERSONAL FACE TRAINER
-木村祐介-