顔の筋肉は唇の筋肉に直接的・間接的に付着している。
つまりは唇の筋肉が衰えれば、そこに付着する筋肉たちは力発揮しにくいということを指す。
例えるなら足場がぬかるんだ場所で作業するようなものです。
これについては過去に何度か触れたことがありますが、大切なことなのでまた書きます。
顔は発生学的には、眉から上(おでこ)は背骨や骨盤など骨由来と言われ、
眉から下は内臓由来で作られていると言われています。
そして筋膜的にはインナーマッスルを包む、深いところにある筋膜は子宮や内臓、肺を包んで上あごや歯茎にとまると言われています。
これらのことから、内臓系のスタートである口・唇が締まることは、身体のインナーマッスルを働きやすくすることに繋がります。
試しに唇をキュッとしめた状態で鼻から大きく吸うと、肺・肋骨が大きく膨らむのがわかるかと思います。
では唇を締めるとはどのようなことでしょうか。
木村が考える強化法は、
鼻の下を伸ばした状態で上下の唇を押し付けたまま、ストローを吸うように口で吸い込みます。(ストローはなくていいです)
小さい頃にストローで吸って音を出して親に怒られたアレです。
(そんな行儀が悪いことはしてない!という方はすみません。。)
もしくは草笛の方がわかりますでしょうか。
(画像はこちらから)
実際お客さんがやってみると出来ない方が多いです。
唇が衰えすぎて空気が漏れてしまったり、音が鳴らなかったりします。
コツは
鼻の下を強く伸ばしながら行うことと
まぶたに酸素を入れるようなイメージで鼻で吸いながら一度目力を入れることです。
なぜならまぶたの筋肉と唇の筋肉の間にほうれい線等を改善する筋肉がついているからです。
その過程の後に唇で吸ってみると唇に力が入りやすくなりほうれい線が消え、音もなりやすくなります。
『唇の締まりが弱い人は、身体の中心がゆるい人と思え』
『唇の締めつけがイマイチなら顔の締まりもイマイチ』
REMINd
Personal Face Trainer
-木村祐介-