『肘が伸びないのは現代病か?』
新規のお客様をはじめて見るときに驚くことがあります。
それは若い方でも耳の横に腕を上げてと指示すると肘が伸びきらない方が非常に多いということです。
仰向けになって重力の影響を軽減させても伸びません。
この場合、二の腕と言われる上腕三頭筋をマッサージやストレッチで一般的に改善したりしますが、
それではあまり改善しないヒトが多いです。
私が感じる感覚としては、
爪の先から身体にかけての筋膜が曲がったまま伸張性を失い、形状記憶してしまった感じです。
冒頭で、現代病か?と書いたのはこの形状記憶の姿勢が、
スマホやPCの姿勢の様だからです。
肩腕が身体の軸よりも前にある状況は、必然的に肘の屈曲を誘発させます。
背骨の姿勢の悪さもあり、肩腕が身体の後ろにくる状況は1日の中で極端に少ないのではないでしょうか?
手の指や肘や肩の筋膜は指の爪の中から発生していると言われています。
機械を1日触っていると、爪周りも凝ったり乾燥したりします。
あまり触らないと思いますが、爪の生え際あたりを押すとかなり痛い方が多いはずです。
ちなみにそれに関連して指が伸びきらない方も多いです。
肘が伸びない方にオススメしたいのは、
『ぶら下がることです。』
うんていや鉄棒など。ぶら下がれるところ探せば意外とあります。
マッサージや鍼などで改善もいいですが、それよりも自分の身体を腕一本で支えることで
手から肩甲骨・肋骨の筋膜が引き延ばされます。ヒトによっては悲鳴ものかもしれません。
握っている手に力を入れるというより、肘と脇にへばりついた膜が骨からバリバリ剥がれていくイメージがポイントです。
落ちないように耐えるというより、落ちる力を利用するイメージです。
はじめ辛い方は、足をつけた状態からチャレンジしてみてください。
(画像引用こちら)
『腕を上げたときに肘が伸びない大人はみっともない。』
REMINd
PERSONAL FACE TRAINER
-木村祐介-