不恰好のひざ下。外へ張り出したO脚の様な脚。反り上がってしまった足のゆび。
これらは生まれつきの病気の場合を除き、その足の形になるための筋肉の使い方が正しいと脳が判断して形成しています。
この場合いくら整体などの矯正を受けても、使う筋肉をチェンジしてあげないと足の形は変わってきません。
逆を返せば、足の筋肉の使い方を修正し脳で理解できる様に導いてあげられれば足はきちんと変化してきます。
これが冒頭の『ブスにする筋肉と綺麗にする筋肉』の違いです。
ブスにする筋肉の一例を挙げます。
ひざ下スネの前に存在する筋肉が発達しすぎると前から見たときにパンパンな足に見えてしまいます。
これを『前けい骨筋』というのですが、この筋肉は足の親指側をせり上げ小指重心になってしまうため
足全体が外側に湾曲することをアシストしていきます。急な運動や長時間のフライトなどでパンパンに張ると痛いところです。
逆に綺麗にする筋肉は、
ひざ下で外くるぶしから上にまっすぐ添え木の様に存在する『長ひ骨筋』です。
この筋肉が発達するとヒールを履いたときにスジが見えてメリハリのある格好いい脚に見えます。
さきほどの『前けい骨筋』に比べると随分と細いため、あまり使いこなせている方は少ないです。
でも細長い『長ひ骨筋』を軽視するとあまりいいことは起きません。
ひざ下は外へ湾曲し、足の裏の形はねじれ、『外反母趾』や『ハイアーチ』などを引き起こし、ブサイクな脚だけではなく痛みを伴うこともあります。
また、この長ひ骨筋を包む筋膜は体全体の側面を支えているのに、
普段サボってしまっているので『太ももの外側』、『骨盤の外側』、『肋骨の外側』などが犠牲となって過緊張状態となり
ガチガチな太もも、外に張り出した骨盤周りなどを作り上げてしまうのです。
この『ブス筋』で作られてしまった脚を矯正で改善し、綺麗な脚になるための『長ひ骨筋』の使い方を脳と身体に叩き込んだ結果、1回の施術1時間弱でこうなりました。
Before→After
重心が内側に乗り、脚全体にメリハリが出ました。
Afterの写真では『長ひ骨筋』に実は力を入れてもらっています。しかし、
1時間前のスタート時は『長ひ骨筋』の力の入れ方すらわからない状態でした。
この脚になるために必要な筋肉を使える様に教育してあります。
そして、この脚になるために邪魔をしている筋肉は施術でリリースしてあります。
あとはこの綺麗になるための『長ひ骨筋』が自在に使える様に筋力が伴ってくれば美脚の完成です。
みなさんはブスな脚と美人な脚どちらを選択しますか?
REMINd
Personal Trainer&Personal Face Trainer
-木村祐介-