• 運動時、トレーニング時に膝が内側に入るのはむしろOKな理由。上半身が凝るのは足裏の責任だ。Vol.54


     

    『史上最高に簡単な筋トレ』で上半身が楽になるための筋トレ法です。

     

    これは上半身が凝ったりすぐ疲れたりする方。

    スポーツなどで上半身に故障がちな方にオススメです。

     

    それでは参りましょう。

    まず肩幅に足を開いた状態を作って、片手を思いっきりパーしたまま真横へしっかり伸ばします。

    次に、足裏の内側で地面を外側へ引っ掛けるように伸ばす(スキーのエッジのように)と両方のお尻に力が入り

    お尻にエクボができます。両足裏が外へ押し出している状況です。

    足のスタンスはもっと狭いですがイメージはこれです。

    GettyImages-519989524-min

    (引用はこちら

    では、このフォームで先ほど同様、片手を思いっきりパーしたまま真横へしっかり伸ばします。

    先ほどに比べて

    指がよく開く。肘が伸びる。肩が上に盛り上がってない。腕が軽い。

    などの変化が感じれるかもしれません。

     

    同様に、両手を目一杯伸ばし、指を開いて手のひらを下に向け、上半身を左右に回します。

    これを足のグリップを入れてない状態と入れている状態でやってみてください。

    足裏を地面外側にグリップを入れお尻にエクボを作った状態の方が、

    腕が軽い。腕が下がらない。上体が傾かずに安定して回れる。腰が反らないで最後まで回れる。

    などが感じられるかもしれません。

     

    つまりは、関節を安定させ動きをスムーズにさせるのは骨に近いインナーマッスルの働きですが

    足裏から始まる体幹のインナーマッスルは、手の指先から始まる腕肩のインナーマッスルとが途中でリンクし

    影響し合っている構造を利用したエクササイズです。ただ床を外方向へ引っ掛けるだけです。

    先ほどのクリスティアーノロナウド選手の手の指先が綺麗に開いているのは、足が床に引っかかり手も勝手に開きたくなるのです。

     

    押した力と同じ力が地球から跳ね返るという『作用反作用』を利用するのですが、

    ただ立っている状況では床からの跳ね返りも弱く、力が上半身まで伝わっていません。

    足の内側をクッと地面へ外側方向の力を加えると床からの反力は骨盤やお腹方向へ返ってくることになり、

    お尻お腹を含む体幹に刺激が入って筋肉が締まります。

    すると先ほど述べたようにインナーマッスルの連動で指まで伸びるようになるのです。

     

    実は全てのエクササイズでこのルールを適用することで、今までできなかったメニューも面白いようにできるようになります。

    腕立て伏せができなかった女性が手足4点を外方向へ床に引っ掛ける事であがるようになりました。

    デスクワークも足裏を外に引っ掛けるとキーボードを打つ手が楽になります。

    ヨガやバレリーナのクライアントからもパフォーマンスがあがったと報告を受けています。

    woman-act-girl-naked2

     

    イチロー選手は内股です。マイケルジョーダンも内股です。

    314b0c54fc3bd0377294020ed024b5d41404bb58

     

    (引用はこちら

    031215-nba-Philadelphia-76ers-pi-mp.vresize.1200.675.high_.23

    (引用はこちら

     

    床を外側へ押して動いているので膝が内側へ向くのは至極当然です。

    また街中にいる膝が内側に曲がった女子達は床を押す力が弱く、重力に負けてねじれて曲がっているのでイコールではありません。

    スポーツの現場でもトレーニングの現場でも膝を内側に入れるな。と習いました。

    それでは床を外側に押せなくはないでしょうか。足裏からこだわった結果膝が内側に入り、

    骨盤が安定し上半身がピン!と伸びた姿勢の方がよくはないでしょうか?

    『言われてみればそりゃそうだよな』ではないでしょうか。

     

     

    『史上最高に簡単なエクササイズは足裏にあり』

    『シンプルなものほど実は奥深く発想力を掻き立ててくれる』

     

     

    REMINd

    Personal FaceTrainer

    Personal Trainer

    木村祐介