『枕の高さ問題』
これはベッドのマットレスと並んで永遠の悩みテーマです。
様々な理論のもと多くの工夫がされ、商品もたくさん作られています。
僕も施術をしているとお客様からその質問をされることが多く、
『首のカーブのスペースが埋められる様にバスタオルなどを用いてカバーしてはどうでしょう。
と提案することが多かった様に思います。
しかし
現在は違う方法をご提案させて頂いています。
それは、
『枕をかなり高くして首のカーブがなくなるくらいにする』です。
『立っている時』の人間の背骨の構造は通常『緩やかなS字』。
首は前に弯曲『前弯』(ぜんわん)、肩甲骨の間が『後弯』、腰が『前弯』、骨盤の間の仙骨が『後弯』として存在していると言われています。
枕を低くすると
頭の後頭部が枕方向へ落っこち、首の前弯はなくならないままです。
すると首は24時間前弯をキープしていることになります。いくら良い姿勢をキープした方がいいと言っても24時間ずっとは疲れてしまいます。
この時、首の後ろ側の皮膚や筋肉がずっと縮まっていることはイメージできるはずです。
低い枕で一晩寝て起きた方々が口を揃えて言うことがあります。それは、
『朝起きて顔を洗う動作やかがむ動作が非常に突っ張って苦しい』。
それもそのはず、24時間『前弯』で縮みっぱなしの皮膚を急激に伸ばそうと思ったら身体はびっくりしてブレーキをかけます。
これが朝起きた時の洗顔や靴下を履くときなどに下を向きにくい理由だと僕は考えます。ぎっくり腰などもこのパターンだと推測しています。
そこでお客様には『枕をかなり高くして首のカーブがなくなるくらいにする』を取り入れてもらっています。
するとどうでしょう。低い枕で起こっていた首の『前弯』が解消され、S字の連動で反り腰や肩甲骨の間の丸みもゆるまり、
自然と肩がベッドにつく様になります。
木村の愛用は、無印良品の低反発まくら(なんと1900円)
https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4549337750364?searchno=10
この枕をサイドからほぐして目一杯膨らむ様に枕メイクし、上からバスタオルをかけるのがオススメです。
六本木ミッドタウンの地下にあるのですが、施術の帰りに買われていくお客様が続出しています。笑
僕は外資系ホテルの枕が高く設定されているのはこういう理由なのではないかと推測しております。
ぜひ一度『枕をかなり高くして首のカーブがなくなるくらいにする』を実践してみてください。
良い眠りが経験できるかもしれません。
『外資系ホテルの当たり前からなぜを推測してみる』
『紐解けばアイディアは溢れ出てくる』
REMINd
Personal Face Trainer
-木村祐介-